◇生命保険などを解約して、収入があった。

 

生命保険や損害保険の満期返戻金や解約返戻金等は、

 

通常、一時所得として課税対象となります。

 

このとき一時所得の金額が20万円を超えるようであれば、

 

確定申告をする必要があるわけです。

 

 

・一時所得

 

 一時所得には、次のようなものがあります。

 

   懸賞や福引きの賞金

 

    競馬や競輪の払戻金

 

    生命保険契約に基づく一時金 ・損害保険契約に基づく一時金

 

   死亡後3年を越えて支給が確定した退職手当金

 

    法人から贈与された金品

 

   遺失物拾得者や埋蔵物発見者の受ける報労金

 

 宝くじやサッカーくじの払戻金などは法律に基づき課税の対象にはなりません。

 

・一時所得の計算

 

 一時所得は、総収入額から収入を得るために支出した金額

 

 及び特別控除額(最高限度50万円)を差し引いた残額です。

 

  総収入額-収入を得るために支出した金額-特別控除額(最高50万円)=一時所得の金額

 

 

・税額の計算

 

 「総合課税(各種の所得を合算した額に課税する制度)」方式をとる一時所得では、

 

 上記で述べた所得金額の1/2に当たる金額を給与所得などの他の所得と合算し、

 

 所得控除額を差し引いて納税額を計算します。

 

 課税対象が1/2になるので、納税者に有利な制度といえます。